質疑番号 | 70 |
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構造種別 | 鉄筋コンクリート造(RC) |
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技術基準解説書 | 308ページ |
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公開日 | 2007/07/24 |
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最終更新日 | 2007/09/08 |
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| せん断破壊する壁がせん断破壊した後,保有耐力計算時ではどのように扱うことになるのか?
一般的なプログラムではせん断破壊時は塑性率=1で判定すると思われるが,鉄筋が多く入っている場合,せん断破壊時にはある程度,塑性変形していると思われ,その影響を考慮しても良いのではないかと思われます。
| 原則として,脆性部材が発生した時点で保有水平耐力は算定します。ただし,当該壁がせん断破壊した後も負担していた軸力を周辺部材に伝達し,かつ当該階が崩壊することがなければ,せん断破壊した壁を取り除いた状態で検討できると技術解説書には記されています。一方で,せん断破壊した後の壁の挙動を適切にモデル化できれば,そのモデルを用いて保有耐力を算定することも可能ですが,せん断破壊後塑性変形するような現象を確実に実現するのは,現時点では非常に困難といえます。 |